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越境ECの始め方-データで読み解く、効果最大化のための進出戦略-

tenso株式会社(BeeCruise株式会社)

執行役員 

本間 哲平


簡単に自己紹介させていただきます。私はtenso株式会社とBeeCruiseという会社に所属しておりまして、現在、海外の進出支援という部分をやっているのですが、もともとは小売りやメーカー業をやっていました。レディースアパレルやコスメの開発などを行っておりました。2014年にtenso株式会社に参画し、今は国内のお客様の海外進出の支援、海外の消費者に向けたマーケティング施策を担当させていただいております。そのほか、BeeCruiseという会社では、新規事業開拓を行っております。


本日のアジェンダはこのような形で進めていきたいと思います。アジェンダの2、3では体系的な話もさせていただき、実際に弊社のデータ、事例もご紹介いたします。


目次[非表示]

  1. 1.Eコマースとインキュベーション、輸入・輸出までを行うホールディング企業
    1. 1.1.低リスクで海外進出を支援する、代行購入サービス「Buyee」
    2. 1.2.日本で1番海外に出荷しているBEENOSホールディングスグループ
  2. 2.越境ECの市場規模は、2020年には1兆円にまで拡大
    1. 2.1.オリンピックで増える訪日顧客をリピートに結びつける越境EC
    2. 2.2.データで読み込む市場・顧客意識、販売傾向
  3. 3.国内と同様に、手間なく低リスクで越境ECを運営する方法とは
  4. 4.代行サービスのメリット・デメリット
  5. 5.越境ECはあくまで海外販売の方法の1つ
  6. 6.各国の消費者意識を活用した成功事例
    1. 6.1.数百個のNEW ERAキャップを売り上げた、リッチラッシュ様の事例
    2. 6.2.BuyeeのSNS利用で反響がアップしたアコス様
    3. 6.3.イベント出店サポートで大成功した、ヴィレッジヴァンガード様の事例
    4. 6.4.ECONECO、planticaなどのアーティストの海外展開も支援し、成功に導く提案力
    5. 6.5.上海のビューティーエキスポで話題になった、ポケモンコスメの開発
  7. 7.Buyeeから流通設計まで、越境ECのすべてを任せることができるtenso
  8. 8.関連記事



Eコマースとインキュベーション、輸入・輸出までを行うホールディング企業

まず弊社の紹介になりますが、BEENOSに所属している会社となります。BEENOSは、創業20年目のEコマースとインキュベーションの事業を行っている会社です。こちらの会社はホールディング形態をとっておりまして、私が在籍するtensoやBeeCruiseもそこを担う子会社の1つで、事業も子会社で行っております。

Eコマース事業において、クロスボーダー部門では輸出向きと輸入向き双方向の事業を行い、2次流通部門ではCMなども打っているのでご認識あるかもしれませんが、ブランディアというサービスを提供しております。ブランド商品では、エンターテインメント系のコンテンツを商品化するなどで流通促進をするようなことを行っております。

インキュベーション事業では、国内外の企業へ投資と自社にて新規事業の開発を行っておりますと、BeeCruiseではEコマース事業で行っているそれぞれのサービスをベースにして、より事業領域が拡大するような新規事業開発を行っております。


低リスクで海外進出を支援する、代行購入サービス「Buyee」

今回メインとなる輸出に関して3つサービスを行っております。その他の主軸のBuyeeについて話の中でも出てまいりますので、少しご紹介いたします。

こちら代理購入というサービスもモデルとなります。分類で言うと代行サービスと言われます。代行サービスとはそもそも何かと言いますと、海外の消費者は日本の商品を買いたいときに、日本に来て爆買いを行うインバウンドや現地の小売りに輸出して卸す形で商品展開されていきます。その中で今回テーマにもなっている越境ECが昨今出ております。海外の消費者が海外に住みながらインターネットを使ってECサイトにアクセスして購入します。


代行モデルとは、基本的に海外の消費者が日本のECサイトにアクセスをして購入しようとした際に、日本の企業の多くが言語や決済の問題で海外対応ができておりませんので、購入できないことが多いです。そういうときに弊社が購入できない理由を解決するお手伝いをすることで、海外の消費者にも流通をつなげることを行っております。

具体的に転送コムで、国内で受け取り海外に送ることも可能で、Buyeeという代理購入では欲しい物をBuyeeに購入を頼んでいただき我々が代わりにお問い合わせをし、購入します。その後、我々が国内で受け取り海外に発送も行います。

買い物の間に入り対応させていただくサービスです。海外の消費者に向けて、まず国内の企業様はBuyeeに商品登録をしていただき、企業専用のBuyeeページが作られますので、そのページを使って海外の消費者へ翻訳や決済をしていただき、我々が代わりに購入しにいき代理で受け取り、海外に発送いたします。


海外のユーザーが買えるようになるというメリットと、日本の企業様からするとBuyeeは国内で購入を行うので国内販売のオペレーションで済む、というメリットがあります。
具体的なページのイメージですが、海外用ショップのトップページのようなものと商品ページができてきます。

こちらで翻訳をしたり、チャット機能が付いていたりしますので、問い合わせに答えたり決済を代行するような形で使用していきます。ユナイテッドアローズ様の活用例ですが、左側が国内サイトで右側がBuyeeのサイトになります。

海外のユーザーがインバウンドしてくると、国内サイトであればカートがあるのでここで購入すれば良いのですが、購入して進んでいっても結局海外発送できないなどが起き、購入できません。そのようなときに、海外から見ている方は、上の方にバナーが出てきます。

英語圏の方は英語で出てくるように工夫されております。それをクリックし、Buyeeの海外サイトが出てきますので、そちらを利用し問い合わせ、購入をすると、Buyeeがすべて代行で行う、という仕組みになります。このような形で国内の企業様の海外支援を行っております。


日本で1番海外に出荷しているBEENOSホールディングスグループ

BEENOSの強みの1つ目としましては、日本の商品を一番海外に出荷している実績がある企業になってきております。今2000以上の企業のサポートをさせていただき、ユーザーも現在120か国、170万人以上が利用しております。

強みの2つ目としまして、Buyeeの仕組みを使ったご支援のほか、物流や流通開拓などのリアル流通や展示会などのご支援も行っております。具体的な引き合いがあった件で言いますと、プロモーションや展示会出店も多くなっております。オペレーションまわりで言うと配送代行や調査、リサーチの要望も承っております。

BEENOSの強み3つ目ですが、新規事業としましてBeeCruiseに投資と書かれているのですが、ネクストチャイナにあたる地域を中心に出資をさせていただくことが多く、業種ではマーケットプレイスなどの企業に出資させていただいており、海外における企業ネットワークも強みとなっております。このような強みを活かして日本企業様の海外進出の挑戦をサポートし、可能性を広げつつ活動をしております。


越境ECの市場規模は、2020年には1兆円にまで拡大

それでは、本題の海外進出のステップについてお話させていただきます。

こちらアウトラインではありますが、海外進出を考える上では、いわゆる経営戦略やマーケティング戦略を考えることに近しいため、その流れに沿ってご説明をしていきます。まず概況です。こちらはよく見るようなグラフですが越境ECの市場規模を示しております。

年々成長しておりまして2020年には1兆円にいきそうだと予想されております。順調に成長している中でも定期的にブームがあり、10年前には第1次ブームと呼ばれる時期があり、弊社もネットプライスという事業で創業したこともあり、そういったことでブームが起きております。

第2ブームは、円安の影響で、日本で言う爆買いが注目された時期があります。

そして、これから第3次が来るのではないかと言われております。きっかけとしては皆様ご存知の通り世界的なオリンピックが開催されますので日本が注目されています。インバウンドで関連し注目を浴びるケースも多く、今回で言えば中国以外の国からも注目されることが予想されています。ここにどのように自社のサービス、商品を絡めていくかが非常に重要な部分になっていきます。


オリンピックで増える訪日顧客をリピートに結びつける越境EC

今回はインバウンドのデータに注目をして見ていきたいと思うのですが、課題としてはいかに旅アト消費につなげていくか、がポイントになってきます。訪日客数のグラフになるのですが2020年には政府目標4000万人を掲げておりますので、どのように自社につなげていくかが大切です。

国別の訪日客数を見ていきましょう。アジアを中心に訪日客が増えている、というデータが出てきています。アジアに関して、日本から越境ECをする上では相性が良いです。理由は物理的に距離が近いので海外発送料が安く、これらの国から来る消費者に対して認知度を上げていくことが大切になります。

次に越境ECとインバウンドの親和性ですが、弊社の会員は基本的に越境ECを利用している方に実際にアンケートを取った結果なのですが、訪日意向は約99%で、その中でも実際に日本に来たことがある方は55%となっております。

さらに2回以上訪日されている方は40%以上と、かなり越境ECとインバウンドの親和性が高いものとなっております。次に、こちらも観光庁アンケート調査結果ですが、日本商品の購買手段を示しております。

越境ECを利用した購買という点では、中国では36%が越境ECを使用して購入しており、台湾も20%以上となっております。台湾ではリアル店舗で日本の商品が多数販売しているのですが、それでも越境ECを使って購入している、というデータが出ております。これからオリンピックに向けてインバウンドをされる、意識の高い訪日ユーザーをいかに自社の商品やサービスにつなげていくかが非常に重要になってきます。


データで読み込む市場・顧客意識、販売傾向

次に市場・顧客を見ていきましょう。重要なところは市場の文化、消費者の環境、好み、価格というところが国内とは全く異なります。また、自社サービスを提供する側も日本で売っているときとは条件が全く異なるということを理解しておきます。その中でどのように絞っていくかを、例を見ながらお話していきます。人口というところで市場規模ですが、今人口が多いところを選ぶのか、これから増えていくところを選ぶのか、も大事な指標になっていきます。

インドネシアを見ていきますと、飽和というよりは人口が増えている状況となっています。次に見るべき視点としては、GDPです。弊社も投資する際は見るのですが、その地域の成長度や各国の所得を知ることができ、販売価格に関係してきますので、見ておくべき点となります。インドネシア、ベトナムはものすごい勢いで成長しておりまして、近年の中国に似たような成長率となっております。

次にインターネットの浸透率です。こちらも投資の際に参考にするのですが、日本を見ると、もう浸透し飽和している状況が見てとれるのですが、他の国々は右上がりの成長を描いております。インドネシアは、20%を越えると急な成長が見られるのですが、近年その20%に達し、且つ人口も増えておりますので、かなり注目される市場となっております。

次にアジア主要国のEC売上規模です。これだけ見ると中国の売り上げ規模は圧倒的なのですが、その他の国に対しても成長率が伺えるグラフになっております。今ある規模にアプローチをかけていく、というのもありですし、参入タイミングを考える上で非常に重要になってきますので、このあたりも考えて戦略を練るのが良いかと思われます。

ユーザーの国、地域の購入傾向を見ていきます。こちら弊社のBuyeeを利用した年間の商材の販売データになります。どこの地域に売れているのかと言うと、濃いブルーはアジアを示しております。アメリカやオーストラリアも入ってくるのですが、中国、台湾、タイというのが多くなっております。
次に売れている商材に関してです。おもちゃやファッションなどコンテンツが付いているものやSKUが多く、なかなか展開しきっていない、日本でしか買えない商材が多くなっております。今回オークションで区切ってしまっているので、コスメなどの日用品が入りにくくなっておりますのでご了承ください。

簡単なまとめになりますが、どこの市場で誰に向けたものなのか、また、ターゲットに対して自社の商品をブランディングして販売していくことを明確にすることが重要になってきます。地域を選ぶと、日本では安い商品として売っていたけれども地域によっては高級品であることもありますので、日本のスタンスで販売せず、自社商品とターゲットに対するポジショニングをしっかり見極めましょう。


国内と同様に、手間なく低リスクで越境ECを運営する方法とは

次に越境ECの方法です。ここ数年でサービスもたくさん出てきておりまして、サービスツールとしては十分出ていると感じるほどです。すべて自社でやらなくても、さまざまな方法が考えられる時代になってきています。その中でどうやって選ぶかと言いますと、表をご覧ください。

左の縦軸が自社ブランド、サービスの認知度となっておりまして対象ターゲットの国に足してどれだけあるのか、横軸がコストになっております。ブランド認知が低ければ当然認知を上げるプロモーションから入らなければなりませんので予算が掛かります。

逆に認知度が高ければプロモーションは多少抑えても良いので、コストを環境に使うことができます。適しているところを、色を変えて表示させていただいております。越境ECについては青色のゾーンになるのですが、サービス認知が低いゾーンに対してはプロモーションを掛けていくところに特化した方が良く、決済などを自社で組んでいくのは難しくなります。その場合、代行サービスなどを使いながらできるだけ国内と同じフローを行い、プロモーションに力を入れていくのが良いと考えられます。認知度が高いブランドについては世界観を強く出していきたいという要望がありますので、独自ドメインを使われるなど、世界観にとらわれず数字を出したい方は現地モールに出店するなど、さまざまな方法を選んでいくことが可能です。


どの場合でもここに書かれているパターンを行わなければ売り上げは上がりません。基本的には環境づくりとしまして決済、物流、翻訳などを整えていく必要があります。その後に販売圧胴をしていかなければ売り上げにつながりません。Tモールなどに出店しても、しっかり戦略を練ってPRや購買活動をしていかなければ売り上げは上がりませんので、環境を整えることだけにお金を掛け過ぎてしまい、満足せずに体力をトータルで見た上で販売戦略を立てていただければと思います。


代行サービスのメリット・デメリット

ここで代行サービスのメリットについてもご紹介いたします。

1つ目は、弊社はもともと消費者向けサービスですので海外販売に必要な機能が網羅されております。

2つ目の良いところは、国内販売のツールでスタートできますので販売環境について費用を掛けずに運営できます。つまり、売る部分に専念できます。

3つ目は、詐欺などの決済リスクを回避できる点です。越境ECの第2ブームが起きた際はこの問題が結構出ておりまして、チャージバックというような被害あります。モラルの問題やそもそもの母数が増えたことにより、人からスキャミングするなどの犯罪が増えてしまう可能性があります。自社で決済すると当然自社でカードのやり取りを行うためリスクが出てきますが、代行サービスを使えば完全に間に入りますのでリスクを回避できます。

4つ目ですが、準備の手間、費用を抑えることができる点です。物流も代行サービスがやりますのでミニマムスタートができます。5つ目は、最も重要な売ることに専念できることが、代行サービスのメリットになります。


越境ECはあくまで海外販売の方法の1つ

越境ECに取り組む上での注意点をお話いたします。越境ECはあくまで海外販売の方法の1つです。テストマーケティングとして使われる方もいらっしゃいますので、活用する目的を定めてコミットしていただければと思います。その中で越境ECのメリット、デメリットをしっかり理解して活用いただきたいです。メリットとして、当然海外ユーザーを取り込める点や低リスクで取り組める 点が挙げられます。

在庫リスクというのは、代行モデルであれば在庫リスクは基本的に国内と同じですので掛かりませんが、より現地に近いところで在庫を持つようになると、リスクが生じてくる可能性があります。デメリットは、国際配送などで流通コスト増えてしまう点や送料、手数料などユーザー負担にするのかなど、検証したい内容によってチューニングすることが大切です。活用する目的に合わせて調整していただければと思います。


各国の消費者意識を活用した成功事例

最後に実際の取り組み事例をご紹介いたします。「売る」施策の設計ですが、海外に売るためには販売環境を整えるだけではなく、販売設計も行う必要があります。さらには、各国に合わせた文化や消費者行動に合わせた設計が必要になります。季節や好みなども異なりますので、現地に沿った認知、購買までのプロセス設計が重要です。中国であれば日本のメディアがほとんど通じないなどGoogleは使えず、百度(バイドゥ)があるなど、日本と異なるツールが使われています。そういったことを理解し、使用していくことが大切です。

弊社も取り組ませていただく際は、柔軟に目的や予算に合わせて最適化していきます。目的に関しては、対象がインバウンドユーザーのみなのか、イベントやメディアに出るターゲットを狙っていくのか、その目的として店舗で売れることをゴールとするのか、SNSでフォロワーを取りたいのか、その両方なのか、予算に合わせて施策検討し最適化していきます。


数百個のNEW ERAキャップを売り上げた、リッチラッシュ様の事例

実際のプロモーションの事例です。リッチラッシュ様の事例です。こちらのお店はNEW ERAというキャップを販売しており、お問い合わせいただいたときはECサイトも持っておりませんでした。しかし、目的が明確になっておりまして、実は、日本限定の商品について海外から取材が入り、海外から買える状態をすぐにでも作りたい、という目的をお持ちでした。

Buyeeはyahooショップと連携しておりますので、そちらに出品をしていただければ海外用のページができるので、それを使って売りましょう、とご提案いたしました。1週間以内でご準備からバナーまで作って対応してくださり、yahooショップ及びBuyeeのページが完成しました。メディアに掲載されるときに、しっかりリンクを貼られ購入も誘導されています。1個8000円する高価な帽子だったのですが、数百個はすぐに売れ、追加で販売するほどになり、非常に喜ばれておりました。今では商品数なども増え、非常に良い販売環境になっております。


BuyeeのSNS利用で反響がアップしたアコス様

次にアコス様ですが、こちらはアニメのコスプレ系の会社様です。こちらはやりやすいメニューではあるのですが、Buyee自体さまざま顧客がおり、商品を取り扱っていますので、もう少し認知度を増やしたいとのことでBuyeeのメールマガジンやSNS、ブログ、トップパネルに露出させていただくところを出稿いただき、人気数を獲得した事例になります。



イベント出店サポートで大成功した、ヴィレッジヴァンガード様の事例

次は、越境ECから少し離れるのですが、イベント出店のサポートも行っております。

これは台湾のマンガ博覧会、俗に言うコミケに出店させていただきました。とても人気がありまして賑わっております。ヴィレッジヴァンガード様と出店をし、ヴィレッジヴァンガード様も、もっと認知度を上げたい、しかし、雰囲気や世界観もしっかり伝えていきたいという要望がありましたので、あえてリアルマーケットに対するプロモーション支援をさせていただきました。来場者が56万人くらい来られる人気のマーケットで、現地購買数も300人と物販も好評で、1つ人気の施策としては現地にサイン本を置かせていただき、5日間イベントを行っているのですが、サイン本が欲しくて5日間並び続けるような熱量の高いお客様もいらっしゃいました。

私自身がとてもおすすめしているのですが、リアルイベントを行うと会社の偉い方が来られることが多いです。ヴィレッジヴァンガード様も代表の方が来られていたのですが、そこでお客様とコミュニケーションを取り、可能性を肌で感じていただき、担当者もリアルな部分を直接伝えられますので、海外進出への士気が高まっていく印象がありました。最終日にはお客様から出店の御礼の手紙をいただくなど、リアルを絡める良さを実感できたのでは、と思います。


次にインフルエンサーの施策です。弊社もパートナーと連携し、インフルエンサーとのつながりを持っておりますので、実は1500人のインフルエンサーに直接お声掛けをし、商品のPRをしてもらうこともできるようになっております。左の上の方はブラジルで人気のyoutuberなのですが、ひたすらヤフオクでガンダムを買い続けて購入した商品をひたすらアップし続けている方です。実際に取り組んだ動画が配信された後は、ブラジルからのお問い合わせが急に増えて、素晴らしいインフルエンサーでした。


ECONECO、planticaなどのアーティストの海外展開も支援し、成功に導く提案力

次にご紹介するものは物販という話ではなくなってくるのですが、アーティストの海外展開も支援しております。こちらは人気施策や海外施策で非常に参考になるのでご紹介いたします。

Instagramで人気のあるアーティスト、ECONECOさんという夢かわいいイラストで芸能人のファンも多い方がいらっしゃいます。海外にももっと認知度を広げていきたいというところで、台湾でプロモーションを行いました。実際にショッピング街で人気のところでイベントを行い、ワークショップを行ったり、KOLを呼んだりしました。メディアにも複数取材に来ていただいて話題になり、現地の小売り様とパートナーを組むことも決まりました。そういった支援も行っている事例となります。

もう1つアーティストの事例なのですが、面白い効果が出た事例ですのでご紹介させてください。フラワーアート・ユニットであるplantica(プランティカ)さんという方がいらっしゃいまして、やっている事業としては空間演出、テキスタイルデザイン、プロダクトデザインをされるなど、アートディレクションも行っている会社様で、ユニクロのCMに代表の木村様が出ていたり、キティちゃんとコラボしたり、星野リゾート様の空間を演出されたり、ルイヴィトン・ジャパン様とコラボするなど、相当なる実績をお持ちの方々です。もう少し海外にも認知度を広げていきたいというご相談で、ご支援させていただきました。

国内では実績はあるものの、海外では認知度がないため、海外の検索エンジンで調べてもヒットしてきませんでした。まず、実績をお持ちですので、実績をご紹介すれば認知度をい上げられるのでは、と考えました。現地のコーヒーショップチェーンと連携して、店内の装飾をやっていきましょう、という話になりまして、認知度を大きく広げるために記者会見も行いました。その後、インフルエンサーをたくさん呼んだワークショップを開催し、現地テレビ、WEBメディアに多数取り上げられるような施策をつくりました。実際にニュースにもなり、そのニュースも本来の目的とは異なる部分で話題となりました。

その内容とは、planticaさんが、国内でコーヒーショップが連立している中、差別化をはかるため、コンテンツに工夫を凝らしたことが話題になりニュースにもなった、というものです。とても良かったことは、ニュースやWEBメディアでご紹介いただいたので、planticaで検索すると検索にヒットするようになりました。実績もメディアの中でご紹介いただけるようになったため、今後海外でプロダクトに関わられても、検索すればplanticaが出てきますので、そういった部分に関わることができ良かったと思っております。

そのタイミングでライセンスショーというものもあったため、こちらの展示会出店もご支援させていただき、他社様との受注にも結び付き、我々としても引き続きサポートしている事例となります。


上海のビューティーエキスポで話題になった、ポケモンコスメの開発

最後の事例になりますが、こちらはアジア販売を狙った商品企画でして、日本のコンテンツはまだまだ地域によって引き合いが起こるものが多くございます。ユニークな商品はとても引き合いがあります。弊社グループのモノセンスという会社でポケモンのコスメを作りました。

国内では流通しているのですが、海外にも進出していこうということで、先月の話なのですが上海のビューティーエキスポに出店しました、ちょうどピカチュウが探偵になった映画も公開していたのもあってか、こちらは人だかりでできるほどの人気で、コンテンツの力というものを感じました。実際に現地のメーカー様からは、日本のコンテンツを使いたいけれど使うことが難しい、中国にはない日本のコンテンツを使いたい、などの相談もたくさんいただきました。今後中国などで出店する際は、こういった日本のコンテンツを活用していく、というのも面白い手法ではと考えております。


Buyeeから流通設計まで、越境ECのすべてを任せることができるtenso

tensoの事業領域としては、Buyeeなどの販売環境の構築以外にも流通開拓などオフラインを使ったものも開拓しております。ファッション専門の海外販売サイトFASBEEも最近リリースさせていただき、こちらではマーケティングにおいても幅広いご支援をさせていただいております。また、10年以上蓄積したデータや自分たちで試行錯誤して得たノウハウを活用し、最適なプロモーション支援もさせていただいております。tensoの強みについては、書かれている3つに基づいて企業様のサポートを行っております。

最後のまとめになりますが、文化、風習、商習慣、消費者の環境が異なります。違いをしっかり理解することが大切です。また、自社の販売する環境、条件も異なってくることを踏まえた上で、どうやっていくかを考えていきます。企業様によって商材も異なりますし、目標、目的も変わってきますので、必ずしも同じ方法で上手くいくことはありません。

目標の設定をしっかり行い、社内での認識を合わせることも重要です。長期的に海外進出に取り組む上で認識のズレが出てしまうことがありますので、社内共有、認識共有もとても大切になってきます。最初の段階で弊社が行うテストマーケティングを行い、根拠を蓄えることもできます。ステップ1で目的の設定を行い、ステップ2で最適な方法を選定し、ステップ3でPDCAを回していきますが、途中上手くいかないことも多々あると思います。

失敗しても間違いをしっかり認識し、埋めることを繰り返し行っていきます。これは、日本の施策でも変わらないと思いますし、弊社もお手伝いできますので、ぜひ海外進出にチャレンジし続けていただければと思います。



登壇企業情報

  BEENOS株式会社 Global Platformer~BEENOS(ビーノス)は、グローバル領域において新しい市場を創造するためにプラットフォームを生み出す「グローバルプラットフォーマー」を目指します。 BEENOS(ビーノス)株式会社



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本間 哲平
本間 哲平

tenso株式会社(BeeCruise株式会社) 執行役員:2008年小売企業に入社、小売・流通業界のリアル店舗からEコマース分野において事業開発及びマーケティング全般を担い、2013年に同社子会社の経営責任者に就任。2014年tenso株式会社に参画し、国内ECサイトの海外販売支援に従事。ECマーケティングの豊富な経験より越境ECでの海外進出手法を確立させ、2015年に同社の執行役員に就任。 現在は国内企業の越境ECプロモーションや海外進出時のマーケティング事業、新規事業開発などを主に統括。海外現地企業とのアライアンス締結なども行う。

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