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台湾市場のイマ

アジアンブリッジ株式会社 
代表取締役
阪根 嘉苗 

1979年台湾高雄市生まれ。
小学生のときに日本に留学。台湾で会社経営する両親の影響により、幼い頃から自らも経営者を志す。早稲田大学大学院卒業後、多くの経営者に出会え、かつ営業の経験を積みたいという思いから、リクルートエージェントに入社。新規開拓営業を得意とし、年間100社以上の新規企業を開拓。その後、幼い頃からの夢であった台湾と日本の架け橋となるべく、2010年にアジアンブリッジ株式会社を設立。
現在は化粧品や健康食品、ウェブ事業のローカライズを中心に、これまでのべ200社以上の進出支援を行う。


アジアンブリッジ株式会社の代表取締役、坂根と申します。今日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。本日は私の方から台湾の越境ECの市場概要とリモートメーカー様で実際に台湾へ進出されている企業様の導入事例をいつかご紹介させていただきたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.実質的な豊かさは日本より上位!台湾の市場概況
  2. 2.台湾で押さえておくべき4大ECモールとは
  3. 3.海外での定期通販成功がここまで話題になる理由
  4. 4.定期購入・まとめ売り・インフルエンサーで成功/健康食品通販会社様の事例
  5. 5.広告単価 日本円の1/5で進出成功/化粧品通販会社様の事例
  6. 6.インフォーマーシャルを上手に活用/健康食品通販会社様の事例
  7. 7.インフルエンサーコンペで認知度アップ・広告費ダウンに成功/化粧品通販会社様の事例
  8. 8.有名歌手を起用し日本より高単価販売に成功/化粧品通販会社様の事例
  9. 9.台湾で成功する企業の特徴とは
  10. 10.同時並行でABテストを実行・決断の速さ・初期投資を惜しまない
  11. 11.アフリエイト広告に依存しない・マルチチャネル化する
  12. 12.台湾進出後3年で日本の売上の1/3を目指す
  13. 13.台湾に進出しても、成功していない企業の特徴
  14. 14.台湾でニーズの高い通販商品を知る
  15. 15.ワンストップ支援サービスを行うアジアンブリッジ株式会社

実質的な豊かさは日本より上位!台湾の市場概況

まず、台湾市場概況からお伝えいたします。台湾は日本の1/5の人口で、日本から3時間ですので福岡程度の時間で行けるくにです。私は普段台湾にいるのですが、日帰りで日本に来るくらい、非常に近いですね。GDPはアジア6位、一人当たりのGDPはアジア7位です。下の段のワールドNSAレポートによりますと、実質的な豊かさ指標でいいますと台湾は8位、日本は6位です。物価水準も高く、富裕層が多い国で、資産30億の富裕層が住む都市ランキングでは東京の6位を抑え、台湾が5位にランクインしています。

今日、台湾という国にフォーカスしているのは、やはり日本の商品の海外進出において親和性が高く、アジアに進出するなら第1カ国目として台湾でスタートしようと選ばれる企業がとても多いです。やはり、親日国でもありますので、日本の商品が多く、日本の商品が大好きで、さらに日本の価格より高くても売れる国です。そのため、本日台湾へテーマを絞ってお話させていただきます。

一方、市場規模と成長率ですが、今年上半期ですがだいたい台湾円で2000億元弱が台湾のEC市場規模になっています。今の為替ルートでいいますと、台湾の金額は×3.5くらい日本円になりますので、約7000億円の規模になります。この市場規模のデータは非常に難しく、何を越境ECとするかという定義によって変わります。この場合、純粋に物の越境ECしか入っておりません。日本の越境ECの市場規模で検索すると17兆円と出たりますが、これはチケットの売買や旅行券や航空券などをすべて含んでいますので、一概に少ないと言いにくい状態です。2つの国がぴったりの条件で書かれている市場規模データが少ないのですが、だいたい成長率でいうとまだまだ成長している国で、日本のEC市場成長率より高くなっています。特にモバイルコマースの成長率が目覚ましく、台湾のECモールは24時間で物が届きます。午前に注文した物が14時ごろ届くということがよくあります。お店で買うよりもECで注文することが普通になっています。

台湾で押さえておくべき4大ECモールとは

次にECのモールの話を含めてお話させていただきます。日本でいうとアマゾン、楽天などがECモール問われます。台湾では何があるかといいますと、代表的なYahooです。台湾のYahoo は日本のYahoo のように資本関係ではなく、独自で展開しています。台湾のECモールの市場規模を調べると圧倒的な台湾Yahooがナンバーワンと出てきます。ただし、台湾Yahoo は台湾Yahoo オークションが一番盛り上がっており、B2Cでいうと「PCホーム」が強くなっています。B2Cでいいますと、Yahoo オークションもPCフォームも横並びです。PCフォームはその名の通りPCやガジェット系からスタートしたEコマースです。今では家電だけでなく、日用品、生活雑貨も売られています。PC系やガジェットから始まっていますので男性ユーザーが非常に多いモールとしても知られています。Yahoo の方はC2Cが強く、カテゴリー的には比較的満遍なく網羅しています。


もう2つ代表的な物があります。「蝦皮商城」と書いてShopeeと読むものと、momoです。Shopeeというモールはシンガポールに本社があり、アリババの資本が入っています。台湾は6年くらい前に展開が始まり間もないのですが、非常に展開が早いです。後発で台湾に進出したのにもかかわらず、今や大手Yahoo、momoに並ぶようになってきていると言われています。このShopeeは、今後東南アジアのEC を運営される上で、必ずこなモールの名前聞くことになります。なぜかといいますと、ほかの台湾で展開しているモールと異なり、東南アジア全域で強いモールです。タイ、インドネシア、ベトナム、シンガポールにも展開されています。おそらくここから先2〜3年はこれらのモールがアジアを席捲してくると思います。


最新情報ですが、Shopeeのどこかのアカウントに登録をすると、全商品の各国の販売ができます。グローバルアカウントに登録するとインドネシア、タイ、ベトナムなどでも売れます。注目のモールの1つです。ただし、このShopeeはB2Cではなく、C2Cから始まり、戦略的に知名度を広げています。今はB2Cも盛り上がっていますが、日本でいうとメルカリのようなイメージで手数料無料、配送料無料、今買えば全部20%オフということを行い伸びてきた会社です。そのため、10代や20代などの若者ユーザーが非常に多いです。一方、Yahoo やPCモールは30〜40代が多いです。

我々の取引が最も多いのがmomoになるのですが、こちらは女性ターゲットに強いモールです。化粧品、健康食品、アパレルなど30代〜50代に強くなっています。なぜかと申しますと、テレビショッピングからスタートしたモールで、そこからカタログ通販、そしてネット通販に展開していったため、やはり年齢層がテレビショッピングやカタログ通販好きな年齢の女性たちに見られています。まとめですが、強いモールといいますとこの4大モールと考えられます。アジアンブリッジでは、ワンストップサービスとしましてご支援させていただいている企業様にこのすべてのモールに出品するサービスも行っておりますので、ご興味のある方はご検討いただけると幸いです。

海外での定期通販成功がここまで話題になる理由

次に、日本の通販企業がどのように出店しているのかをお話いたします。当社、リピート通販、定期購入型通販をご支援することが非常に多いです。化粧品やサプリメントの事例が多いため、後半は成功事例をお話したいと思います。化粧品やサプリメントの業界になると定期通販がメインになりまして、2017年に約50社、想定で今100社が台湾に進出しています。オールインワンジェルを販売している化粧品会社様は、日本ですと100億弱売り上げで、台湾ですと年商5億と通販新聞で出ております。今は10億に近いと伺っております。


なぜわざわざ日本流通産業新聞様が海外展開するリピート通販を報じているかといいますと、実は定期通販はアジアでは全くなく、台湾で我々が6、7年前に支援をし始めたのが初めてでした。日本やアメリカ独自のやり方で、アジアで初めて定期という買い方が受け入れられたのが台湾、ということを新聞では報道したいわけです。国が違うと売り方が全く異なります。定期という売り方がなかったため模索していたのですが、日本のようにリピート率が高いわけではないのですが、定期で購入し継続しているお客様はある一定層増えてきたということが言えます。今となっては定期を行なっているのが100社以上になっています。


LaunChcart様のクライアント様もおそらくこのカテゴリーの企業様が多いと思います。もちろん、単品買いの通販事業様もいらっしゃいます。単品通販会社様はどのように成功しているのかといいますと、基本的にまとめ売りをしています。日本でいう定期購入ではなく、1個の同じ商品を8個や10個のように購入されます。定期ではない場合、このような売り方で成長されている企業が多いです。

定期購入・まとめ売り・インフルエンサーで成功/健康食品通販会社様の事例

日本の通販企業様で、ビューティー&ヘルス分野の具体的な事例をご紹介いたします。1番台湾の通販ビジネスで成功させている健康食品通販会社様です。商品が台湾でも非常に売れており、台湾でも認知度が高いです。ECを立ち上げておそらくまだ7、8年ですが、売上高でいえば100億近くになりとても伸びております。売り方は定期購入と、まとめ売りです。


特徴的なのは台湾の芸能人、つまりインフルエンサーを起用し販売しています。台湾はインフルエンサーを活用した販売がポイントになります。今表示しているこの方々は、美容家の方、タレントさん、アナウンサーなどにPRをしていただく手法が非常に受け入れられる国です。そのため、台湾の現地企業もこのやり方で芸能人やインフルエンサーをキャスティングして販売しています。我々キャスティングまで行なっているのですが、皆様費用が気になると思います。インフルエンサーのキャスティング費用はピンキリではあるのですが、年間契約で100万元〜2、300万元です。日本円ですと数百万円から1000万円弱です。かなり有名な方でもキャスティングができます。日本のキャスティング費用より安い印象があります。


ただし、日本と異なるのが、芸能事務所がしっかりしていないため、私たちの方で調整が複雑化します。アジアでよくある話ですが、有名な方でも芸能事務所ではなく個人マネージャーが付いていることが多々あります。芸能事務所に所属しているケースが少ないんです。マネージャーの方も若い方が多く、契約書を結んでもその通りにならいないことがよくあります。例えば、広告の契約を結んだ場合、途中で「やはり嫌なので、下ろしてほしい」と言われることがあります。契約書通り守ってください、とお伝えしても、それなら契約いいですと断られてしまうことがあります。インフルエンサー起用事のコントロールが難しいというハードルがあります。契約金を払ってもその分活用できるかはわからず、入念な準備が必要です。

インフルエンサーを起用して、どこで台湾の方の認知を拡大していくかといいますと、facebook広告を使うことが非常に多いです。facebook広告やLINE広告など、タイムラインに出るものですね。ここをクリックするとLPに飛び、インフルエンサーが出てくる、という流れです。日本と同じなのでイメージ湧くかと思います。台湾はfacebookユーザーが多く、約70%〜80%と言われています。LINEもそうですね。日本より多いと考えて良いです。日本より効果が高いですし、クリック単価は日本より安いです。

広告単価 日本円の1/5で進出成功/化粧品通販会社様の事例

とある化粧品通販会社様が台湾に進出された際は、日本の広告単価の1/5くらいでした。今は上がってきていますが、それでも日本より安くなっています。ただし、日本と同じで媒体側の審査が厳しくなっており、必ず審査が通るわけでもありません。そこで苦戦する会社様が多いです。媒体審査で何がネックになるかといいますと、過激な広告表現です。1日で肌がツルツルになる、これ飲んだらすぐに痩せる、写真でビフォーアフターを載せる、などです。審査基準が日本の厳しさに近づいてきている印象があります。

インフォーマーシャルを上手に活用/健康食品通販会社様の事例

前述にお伝えした健康食品通販会社様もLP形式で販売しております。このあたり、愛用者の声を出す部分も日本に似ているかと思います。日本と異なるのは、日本以上に愛用者やインフルエンサーの声に重きをおく国ですね。インフルエンサー活用は台湾で非常に大事になっています。最近インフォーマーシャルと呼ばれる、台湾CMの中に電話番号が入ってくるスタイルが増えてきました。日本ではドラマ仕立てのものがよく見られますよね。しかし、日本では30分や40分などの長尺のものが流せるのですが、台湾では広告の規制で8分しか認められていません。そのため苦戦している企業が多いです。より多くの方の方にリーチしたいとなると、やはりテレビです。


テレビでどのように認知度を上げるかといいますと、我々プレイスメントと呼んでいるのですが、台湾では番組の中で芸能人の方に持ってもらい、これ飲んでるのよ、と紹介してもらう、というものが流行しています。そこで紹介されたものは結構売れていますね。ここであまり明確なことを薬事法に引っかかってしまうため、キーワード広告を入れて、Eコマースのページに飛ばさせてコンバージョンさせる、購入してもらう、という導線で導くケースが多いです。もしくは、番組のfacebookページで商品説明を細かく書く、という手法が多いです。この番組内で紹介する時間は5分くらいです。このような方法でこちらの企業様は導線をつくっています。

インフルエンサーコンペで認知度アップ・広告費ダウンに成功/化粧品通販会社様の事例

ほかの事例として、別の化粧品通販会社様のクレンジングゲルが台湾で人気があり売れています。まとめ売りもやっており、台湾芸能人もよく使っています。台湾のインフルエンサーをたくさん起用し、インフルエンサーコンペなども行なっています。1度に、同じ期間にたくさんのインフルエンサーに商品を宣伝してもらい、一番効果の高かったインフルエンサーと年間契約を結ぶ、ということをしています。非常にインフルエンサーを上手に活用し販売していらっしゃる印象です。こちら、ブランドページを表示していますが、こちらも綺麗に作られています。郵送される箱も専用に作られ、中を開けたら同梱物も中国語で入っており、しっかりした販売手法をとられています。

有名歌手を起用し日本より高単価販売に成功/化粧品通販会社様の事例

最初にお話した化粧品通販会社様は、台湾で非常に有名な歌手を起用しています。芸能人活用を取り入れ、マーケティングを行なっています。1980元×3.5円が日本円になるのですが、日本よりも高い価格で販売しています。日本価格が100%と考えると、130%や14%で販売している企業が一番多いです。それくらいで売っても台湾で売れています。こちらは短尺のテレビCMです。こういったことも行なっていらっしゃいました。

台湾で成功する企業の特徴とは

まとめとして、成功している企業様の特徴をご紹介いたします。100社以上の通販企業様を支援させていただき、事例を見てきました。まず言えるのが日本の成功パターンに固執していない、です。日本の売り方で強引に進めても上手くいかないケースが多いです。例えば、ビューティー&ヘルスの業界でいいますと、縛りと呼ばれているものですね。その代わり初回安くするので、3回目、4回目購入してください、というようなものですね。これを台湾でやるとクレームに発展する可能性があります。台湾ではクレームがテレビ局に通報さて、一気に広まってしまいます。台湾のTV局は100チャンネルくらいあるため、常に情報を探し回っています。ネタがなくて暇のため、根拠がなくても放送してしまいます。消費者から声があると夕方のニュースで放送されてしまいます。根拠のないものも放送されてしまうんです。そうすると、この会社は詐欺会社だ、1回買うと3回目まで引き落とされる、というように広がってしまい、風評被害に遭ってしまいます。日本の成功パターンに固執してしまうと、台湾の市場に入っていくのは難しいため、台湾で成功している企業は、どのように売っているのかをよく見ながら展開する方がいいですね。我々にご相談いただければ、何でもお答えしますので、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

同時並行でABテストを実行・決断の速さ・初期投資を惜しまない

2番目は、スピード早く同時並行でいろいろなABテストを実行している、ということです。これは日本とも一緒です。スピード感が遅いと海外はスピードが早いので遅れてしまう場合があります。今facebook広告が良くても来月にはどうかわかりません。アジアはより、その流れが早いです。判断が遅いと流れに乗り遅れてしまいます。そのため、たくさんテストを実行し、その判断が早いというのが成功しやすい企業だと感じています。

3つ目は、テストでいえば価格テストや売り方を何パターンも実行している、判断が早いことが大切だと思います。1回価格を設定したらその価格にこだわらず、価格テストをいろいろ行い、一番良いところを模索することが大切です。

4つ目は、初年度は投資期間としてマーケティングを行い、2、3年目で回収を目指し投資している、です。よく相談をうけるのですが、日本で売れ残ったものをアジアで展開したい、という考えはダメですね。やはり、台湾でも売れているのは、日本でも売れている商品です。同時展開も良いですが、なかなか苦労すると思います。

5つ目は、台湾で人気のインフルエンサーを活用する、です。こちらは先程ご説明しましたので割愛いたします。

アフリエイト広告に依存しない・マルチチャネル化する

6つ目は、成功報酬型のアフリエイト広告だけに頼らない、です。これは2年くらい前に台湾では成功報酬型アフリエイト広告が流行りました。つまり、成功報酬型のためメーカーさんにはリスクはなく、獲得できたら払えば良いといものです。そのため、メーカーさんはすぐ飛びついていました。これだけをやると一気に売上が上がったり、コンバージョンできたりしますが疲弊も早いです。一度疲弊してしまうと、なかなか次に売れるのが難しいです。アフリエイト広告はどうしても過激な表現をするので、その表現でfacebookアカウントが停止されてしまうようなこだまがあります。アフリエイト広告は良いですが、展開するチャネルの1つとして考えていただき、基本は予算を決めて行う運用広告を行い、PDCAを回して広告の効果を改善していく方が良いですね。ただし、アフリエイト広告だけですとなかなか上手くいかず、1本だけにこだわる企業様は撤退するケースが近年多かったです。

7つ目は、web広告だけでなくマルチチャネルをおすすめしています。自社サイトで自社ブランドを買っていただくだけでなくて、現地の店舗やECモール、そういう複数のチャネルに置き面で展開していきます。日本ですとECだけで展開してもある一定の市場規模があるのですが、ニッチなターゲットだけ狙ってしまうと売上が小さくなってしまいます。我々がおすすめしているのは、店舗であればカタログ、ECモール、テレビショッピングなど幅広く展開されることですね。

台湾進出後3年で日本の売上の1/3を目指す

私たちのクライアント様の事例をご紹介しましょう。既にしっかり施策を行なっている企業様で、売上が100億だとしますと、2、3年で日本の1/10まで伸びます。台湾だけでも10億くらいです。人口でいうと1/5ですが、物価なども加味して1/10、平均的な年数で2、3年となります。なかには2、3年で日本の売上の半分、1/3になったという企業様もいらっしゃいます。台湾に進出する方は3年くらいで1/10を目指すイメージでいらっしゃると良いかと思います。

まとめの続きですが、定期を無理やりしない、強過ぎる訴求で獲得しない、ということです。台湾では台湾の薬事法がありますので、それを守らないとすぐ政府から通達が来てしまいますので、気を付けなければなりません。ここまでが成功している企業の特徴です。

台湾に進出しても、成功していない企業の特徴

次に、あまり成功していない企業の特徴です。やはり、日本の勝っている、使い倒しているクリエイティブは有効です。国民性が近いからか台湾人に刺さります。小さい規模の会社で少しずつ成長を狙うのであれば良いのですが、海外なので、初年度はある程度の投資は必要です。インフルエンサー、ブランドページ作成などをやらなければなりませんので、投資計画を立て、いつ回収するのか我々がしっかりご提案させていただいております。躊躇し黒字化を優先してしまうと中途半端に終わります。


次に、ひとつひとつの判断に時間が掛かる、成功報酬型のアフリエイト広告を使う、などは先程お伝えした点ですね。1つの検診が始まってから次のテストを行うのでは遅い、消費者を無理やり定期に持っていかない、というのもお話しましたね。

台湾の国民性をお話しますと、台湾の女性は購買力が非常に高いです。給与も日本より安く、だいたい大卒が2万8000元など3万元以下なので、日本円でいうと10万円未満になります。そういう人たちがどんどん日本の高い化粧品や健康食品を買っていきます。20代でも購買意欲が高いです。なぜかといいますと、貯金をしないからです。貯金をするのは日本が珍しい方で、給与をもらったらもらった分使う、というのが一般的です。タイですと、前借りするケースもあります。東南アジアあるあるです。


何に使うかというと、自分の好きなことに使う、旅行に行くケースが多いです。日本にも観光にたくさんの台湾の方が訪れており、訪日数でも台湾が上位国になっています。貯金をしないため非常に高い高倍率があります。女性の未婚率が32%高く、自由に使えるお金があります。日本と同じ少子化傾向にありますね。だからこそ、自由に使えるお金が多く、日本のように核家族化せず親と同居している世帯が多いです。つまり、家賃を払わないため使えるお金が多いです。そのため、非常に購買力があります。

台湾でニーズの高い通販商品を知る

台湾で、通販で好まれる商品、難易度が高い商品をご紹介します。私どもビューティー&ヘルスを行なっておりますのでそちらを先にお話いたします。先程、化粧品通販会社様の事例であったようにオールインワンゲルなど、時短系のスキンケアが好まれます。日本は化粧水、美容液、乳液のように長いスパンで行うスキンケアが多いですが、こういったものは売れません。結婚したら家庭に入るという文化なないため共働きが多く、そのため時短スキンケアが売れます。あとは、シートパックが好まれます。ドラッグストアやコンビニに大きなスペースがあり、大量にシートパックが売られています。毛穴系、ニキビ、敏感肌の商品も売れます。なぜか皆様みんな敏感肌だと思われており、肌がきれいな方でも「肌荒れしている」と話しています。


スライドに書いておりませんが、スキンケアでいいますとテクスチャーはサラッとしているテクスチャーの方が売れます。日本はすごく乾燥しますのでこってりしたものが好まれますが、台湾は湿度が高いためサラッとした物の方が売れ行きが良いです。ほかにも日本の健康食品、サプリメントは結構売れます。口に入れるものは品質が良く安心できるものを選びたいため、日本製品が売れます。日本の製品買いたいと皆さん思われるので、現地の商品も変な日本語が書かれています。中華圏に行かれるとわかるかもしれませんが、やたら「〜の」を使ったりします。日本語が書かれていますが、完全に台湾の製品です。日本の製品を求める方が多いので、高くても売れます。


その他のカテゴリーですと、日本の食品が売れます。台湾のスーパーに行くと、日本のフルーツが2〜3倍の価格で売られています。日本のお菓子も人気ですね。子どもの商品も安全なものを使いたい気持ちが強く、日本製品が売れます。日本の赤ちゃんポンポなども中国や台湾の方がたくさん買いに来ていますね。生活雑貨、消耗品、あとキャラクターグッズです。アンパンマン、ドラえもん、ワンピース、くまもんなどのキャラクターが載っているグッズが売れています。現在、台湾は空前のアウトドアブームです。公園などでもキャンプが行われています。そのため、テント、椅子、BBQなど、日本のグッズが売れています。逆に難易度が高い製品でいうと、特徴の薄いスキンケア、保湿系の製品ですね。


あとは、コラーゲン系製品です。前述の健康食品通販会社様が強く、コラーゲン製品に強みがあるため、ほかの製品はなかなか売れません。台湾は未来のことをあまり考えないため、アンチエイジングは売れません。今綺麗になりたい方が多く、即効性のあるものが売れます。ただし誇大訴求にならぬよう気をつけなればなりません。家電系は売れるのですが、やはり電圧、壊れた時のメンテナンスのし辛さを考え、避ける方が多います。

ワンストップ支援サービスを行うアジアンブリッジ株式会社

最後に弊社の紹介をさせていただきます。弊社ワンストップ支援サービスを行なっており、弊社にお任せいただけますと、その名の通り物流のロジスティクス、コールセンター、在庫管理、毎日の受発注管理すべてをやらせていただいております。初期費用をたくさんいただくことをしていませんので、どちらかというと売れたら何%というかたちで、作業を賄わせていただいております。日本企業様にとってハードルが低く、進出しやすい仕組みをつくっています。興味がありましたらぜひお声がけください。

越境ECは我々3つのフェーズがあると思います。第3フェーズが本格進出といいまして、日本の企業様が現地で大成功をして会社をつくる最終形態ですね。フェーズ1は、越境ECスキームです。日本に在庫を置いて注文があったら発送する。これは、送料が高いです。EMSの送料ですと1000円以上掛かるため、EMSの送料を商品代金に乗せます。そうすると商品代金が高くなるためたくさん売れるわけではないですが、日本に在庫があるため進出のハードルは低いです。我々が越境ECの次におすすめしているのは、我々が販売代理を行うスキームです。まとめて台湾へ輸入をさせていただくため、企業様は現地に会社を作らずに、我々の倉庫に保管をし、消費者から注文があれば我々が受発注を行う。こういったかたちで我々が委託会社として販売させていただいております。ご支援しているクライアント様では、このスキームをやられている方が非常に多いです。最終的にここで成功された企業様は会社を設立される、ということもあります。ぜひ、このスキームでご質問があればお気軽にご相談ください。以上で私のセミナーは終了させていただきます。ご静聴ありがとうございました。

  アジアンブリッジ株式会社/海外進出・越境EC支援 化粧品・健康食品(サプリメント)の海外進出・越境EC支援で実績多数。 海外販売は先ず台湾から。最小限のリスクでアジア進出を完全サポート。 https://www.asian-bridge.com/




アジアンブリッジ株式会社 阪根 嘉苗
アジアンブリッジ株式会社 阪根 嘉苗

1979年台湾高雄市生まれ。小学生のときに日本に留学。台湾で会社経営する両親の影響により、幼い頃から自らも経営者を志す。早稲田大学大学院卒業後、多くの経営者に出会え、かつ営業の経験を積みたいという思いから、リクルートエージェントに入社。新規開拓営業を得意とし、年間100社以上の新規企業を開拓。その後、幼い頃からの夢であった台湾と日本の架け橋となるべく、2010年にアジアンブリッジ株式会社を設立。 現在は化粧品や健康食品、ウェブ事業のローカライズを中心に、これまでのべ200社以上の進出支援を行う。

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