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【第4部】 事例で見る越境EC成功 ~日本を超えて韓国、中国全世界に販路拡大戦略~

株式会社Ms.ID
MOCAリテールプランニング部
山下 実樹


株式会社Ms.IDの山下と申します。今回、セレクトモカという弊社のブランドを、CAFE24JAPANに移行するにあたってのお話をしたいと思います。


会社概要

まずは簡単に会社の紹介をします。弊社は、ファッションで世界を面白くハッピーにするという企業理念を掲げ、2013年2月に設立しました。現在7期目を迎えて年商16億、昨年比で150%となっています。従業員数は現在45名で、ブランドはファッションブランドのセレクトモカと、アクセサリーブランドのテンを運営しています。


今回移行しましたセレクトモカの概要になります。オフィシャルサイトの会員数が約5.9万人、Instagramのフォロワー数が9万人になっています。現在ZOZOTOWNにも出店をしていまして、1,000店以上ある店舗の中から、昨年3月に店舗ランキング24位を獲得しました。現在ZOZOTOWNのランキングの上位も数点、多数出店しているような形になっています。それ以外の部分でいうと、オフライン店舗はルクア大阪や名古屋のデパートと協業し、ポップアップを開催しています。今年は東京のポップアップも開催する予定になっていまして、現在、検討している状態です。


CAFE24JAPAN移転まで

ここからは弊社のCAFE24JAPAN移転までのヒストリーをご紹介します。まず2017年3月に、弊社がCAFE24で韓国サイトの運用をスタートしました。理由としては、さまざまなモールへの移動連携が可能な部分と、今後、日本の連携がされるというお話があったので出店をしました。韓国ではCAFE24のソリューションを利用して、日本では日本の別のソリューションを利用して、今まで運用してきました。その後、再度CAFE24と日本への移行にあたって協議をして、以下の理由からCAFE24JAPANに移転することになりました。第一に、多くの販売ルートを保有している状態で、商品登録、注文処理、および在庫管理をスムーズに進行し、1カ所で管理することが可能な点と、日本でもネックになっている画像の容量が無制限というメリットがございました。第二に、海外マーケットへの入店です。厳しい基準や審査、準備過程での海外オープンマーケットの入店の厳しさは弊社も理解していましたので、その点でTmall Globalなどの厳格な入店審査のコンサルティングおよびオープンなどの実績のあるCAFE24JAPANに惹かれた点です。第三に、海外市場の進出です。ブランドの海外進出のための配送、翻訳、運営、決済手段などの条件が必要な状況もあり、CAFE24JAPANが韓国、中国、日本などの国別に現地化されたインフラを保有し、その点を代行していただける部分が多い点が理由になります。第四に、すでに行っている韓国でのサイトの信頼もあり、CAFE24JAPANで出店することに決めました。


次は日本サイトの移転についてです。CAFE24JAPANの移転決定後に、コンサルティングを通じてセレクトモカが持っているニーズを共有しました。従来運営していたプロセスを維持しながら、さらに効率的な改善を提案していきました。ニーズおよび実装方法、運営方式、効率化を、コンサルティングを通じて分析して提案。現地化機能を含む、ニーズの実現のために必要な機能の開発、サイトリニューアルの制作、また移転後担当チームを付け、運営の安定化をサポートする研修などを、CAFE24JAPANから支援していただきました。この点については、弊社が日本で初めて移行をするということもありまして、弊社で日本ではこういう機能が絶対に必要だとか、ぜひこれは作ってもらいたいという機能に関しては、今後、日本の企業さまに使っていただけるように、韓国にはない機能を日本に取り入れていただくことをお願いしました。CAFE24JAPANも、お時間がかかったと思いますが、開発していただけているという現状がございます。


機能面について

今後は機能面の話になってきます。自社サイトの会員管理は、弊社にもともとあったソリューションから移行しています。お客さまのパスワード等の情報の移行はできないのですが、その他の情報をなるべく移行してもらいます。さらに、新しく登録していただくお客さまには、さまざまな情報の登録ができるような形で、こちらが選んで設定をするような形がとれています。販売分析に関しては、現在、弊社が希望しているものを開発中で、機能はまだ利用していない状態です。今後、データの抽出が行われるようになると、さまざまな分析機能を利用することができると思います。すでに見ている機能としては、トップスやボトムスなどのカテゴリーごとの分析などもできて、今月はこちらのカテゴリーの商品がすごく売れているといった内容が簡単に円グラフ等で分かりやすく見られる状態になっています。


イベントのクーポンは、日本では使われている会社も多いと思いますが、さらにもっといろいろなクーポンを使えるようにCAFE24JAPANと相談しています。お客さまがこういうクーポンがあったら嬉しいというクーポンと、もともと弊社が使っていたクーポンで、ない機能に関しては追加をしてもらって、日々新しいクーポンの機能を作っていただいているような状態です。


こちらの機能に関しては、売り切れ商品の陳列の有無の設定、売り切れ商品に関して、サイトの下に表示させる、または表示させないなどの機能を自由に選択することができます。弊社でも、在庫切れ商品を完全に消してしまうと、入荷のお知らせのメッセージなどをお客さまが選択できなくなる場合もありますので、売れ筋商品は上位に残しています。


次が注文の内訳照会です。注文の処理状態に関係なく、最大6カ月間の内訳を一度に照会することができます。これによって、以前のお客さまの注文に対してスムーズに対応することが可能になります。検索も細かくできますので、お客さまの情報に合わせて検索をしています。次が中国のTmallの出店についてです。こちらが、弊社がCAFE24JAPANのサービスを利用した一つでもある重要な内容になっています。CAFE24JAPANが、Tmall出店のノウハウを知っていることもあり、安心してお任せすることができました。サポートしていただけている内容は、オープンのためのコンサルティングと契約、入店契約、アカウント作成、Alipayのアカウント獲得などの段階の全体のサポートの入店審査、運営案の作成、入店ブランド審査サポート、販売商標権などの販売事項のチェック、配送事項のチェック、販売価格のシミュレーション、商品詳細ページ、製作法などの、全体のチェック項目のサポートとコンサルティングの運営業務と、ショップの企画のデザインの代行と商品登録などです。


次に現在進行中の作業になります。先ほどCAFE24JAPANからもご紹介がありましたデザインセンターを利用して、新たなサイトのデザインに移行し、日本の移行業務がほぼ完了した状態になりました。先ほど申し上げたように、開発中の売り上げの管理などを継続的に行っている最中ですが、それ以外では韓国、中国などの海外モールの統合の作業の準備を進めています。追加で、現地決済手段の連動とアカウントの申請、利便性の向上のための機能の追加、現地に合わせた最適化作業の進行、デザインのリニューアル、日本のECソリューションでの進行のための統合移転などを行っています。デザインに関しては、日本でデザインを変更した際に、合わせて韓国、中国モールも同じデザイン会社でそのまま移行している形です。その他、売り上げの上昇のための広告戦略の樹立と実行、進出国別のマーケティングを今後行っていく予定になっています。弊社でも、広告はプロフェッショナルな方がいなくてなかなかできていない部分でもあるので、そこも一緒に協力していただけるということですので、協力して広告の戦略も進めていこうと思っています。セレクトモカで現在、使用している既存の在庫管理のソリューションのシステムと一対一の連動作業と、配送処理と在庫管理の効率化のための適合化も、現在進行中で行っている作業になります。


次に、最終的にcafe24システムがこういった形になるというイメージです。現在サイトをCAFE24JAPANで一つオープンしていて、その一つの部分で、韓国、中国、英語圏などに出店をそのまま移行させていける状態です。もともと韓国サイトでもそのように行っていたのですが、韓国であればG-market、NAVER、11番街などのオープンマーケット、中国でいうとTmall、モーグージエ、ジンドンなどの幅広い層をターゲットにしたオープンマーケットに連動しています。日本も同じようにさまざまなオープンマーケットに連動ができるように開発も進めていただいていると思うので、そちらも期待をしたいです。


今後セレクトモカに関してCAFE24JAPANに期待する効果としては、それぞれの管理画面に入らなくても機能が使える管理リソースと、簡単に海外に進出できるという内容と、現在いろいろなニーズや機能についてお願いしている部分があります。今後もコミュニケーションを取りながら、さらに日本にとって使いやすい機能をどんどん増やしていく多様な機能という部分と、サーバーの安定や、個人情報のセキュリティーの強化の部分を進めます。先ほどCAFE24JAPANの個人情報の漏えいがここ10年間全くないというお話も聞いていましたので、そちらも安心してお任せできる点ではないかと思っています。そして弊社でやはり魅力的と感じたのが、プラットフォーム自体無料で、それぞれのサイトのニーズに合わせて必要なオプションだけが選べるという部分の運営費用の節約というところです。さらに新しくオプション機能ができることによって、これだけは使いたい、これは使わなくていいということが自由に選択できるという部分が、今後さらに期待できるのではないかと思っています。今後も韓国など各国の主要なオンラインマーケットに進出を予定されています。会員プロモーションと多様な広告、マーケティング効果、リソース削除と効果的な運用で、売り上げの上昇など、共に協力し合いながら、便利なソリューションになるように期待をしています。

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