
「LINE公式アカウント×キャンペーンで友だちを獲得する手法。最新LINEコンテンツ運用事例と共に公開!」
株式会社ADDIX
中山 大助/石田 優依
中山 大助:株式会社ADDIX コーポレート事業部 CXユニット マネージャー
大阪で紙卸の会社に入社後、東京にて富士フイルムとNTTデータのジョイントベンチャー企業を経てADDIXへ。現在、CX室に所属。企業の課題解決とビジネス成功のために、ビジネスを全体俯瞰して、ADDIXとしての継続支援、事業拡大に従事。
石田 優依:株式会社ADDIX デジタルマーケティング事業部
2018年、ADDIXに新卒入社。デジタルマーケティング事業部にて、SNSアカウント/広告のコンサルティングから運用を担当。
多くの会社でLINEアカウントを使ったマーケティングが活性化している中、ユーザーに飽きられない魅力的なアカウントであり続けるための秘訣は?LINEアカウントの活性化、キャンペーンツールを活用した友だち獲得のアイデアを、事例を交えてご紹介します。
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会社概要
ADDIXは、UXの知識とデジタルの知見を用い、お客さまのビジネスの課題を解決し、成長につなげることを主業務としております。そんな私たちが掲げるミッションは、「Enjoy Digital Co-evolution」。世の中の企業、商品、サービスに私たちのノウハウが加わることにより、デジタルを起点に共に進化をしていく、そういった使命を持ち、お客さまの課題に共に向き合っております。
事業概要
ADDIXは5つの事業部門から成り立っております。
1つ目が、デジタルディベロップメント事業部です。UXを起点に、アプリ開発や、LINEであればAPI連携、ロイヤリティープログラムとの連携、システム開発などを行っております。
2つ目は、デジタルオペレーション事業部です。例えば、LINEでキャンペーンを行った際の事務局対応などのオペレーション業務を代行や改善支援。そのほか、BPOで業務代行、RPAの導入支援。直近ではテレワーク業務に対するツールやソリューションの提供を行っています。
3つ目は、デジタルプラットフォーム事業部です。顧客の接点や体験を可視化・定量化を目的に、自社サービスも展開します。Googleアナリティクスのデータをパワーポイントのデータにたった1分、無料でアウトプットする「FARO REPORT」や、LINEでいいますと、LINEでいいますと、LINEを含めたECサイトなどへの集客チャネル別のパフォーマンス分析などを行います。
4つ目は、デジタルマーケティング事業部です。LINEを含むソーシャルはもちろん、クリエイティブ領域などを担当しています。今回のLINEに関する運用代行や広告出稿の業務もこの事業部が担当しています。
5つ目は、デジタルプロデュース事業部です。先の4つの専門性を持った事業部を横断し、必要と考えるプロフェッショナルを集め組織化し、企業様の課題を常に意識した推進役となるチームです。ゼロベースで新しいビジネスづくりのお手伝いもさせていただいております。
もともと、我々は某出版社様のデジタル部署の立ち上げからご支援させていただいており、その背景もあり、弊社のソーシャルメディアの実績でお伝えしますと「ファッション系、コスメ系」のお客様とのお取り組みが多くなっております。今回お話しするLINE以外にも、ソーシャルメディアのKPI設計、投稿コンテンツの企画、制作、投稿代理、効果検証まで一貫してご支援が可能です。
セミナーの目的
本日のセミナーのゴールです。
① LINE活用の最新事例を把握する
② 自社・クライアント様で活用できる手法を見つける
③ 新規コンテンツ案のヒントをつかむ
です。この3つをお持ち帰りいただきたいと考えております。
ユーザーがLINEに求めることを知る
まず「ユーザーがLINEに何を求めているか」という問いに対し、とあるデータがございます。企業の公式アカウントをフォローする理由をデータ化したものになります。このデータを見ますと、ほかのメディアと比べると、LINEはクーポンをもらう、お得な情報をゲットする、実利、実益を求めるメディアであるという認識が強いのがわかります。コンテンツを配信する側から見ますと、ユーザーが求めている実利、実益が提供できるコンテンツが大事になります。
次に、企業アカウントをきっかけに購入したことがある商品を調べたアンケートのデータをご紹介しましょう。結論からいいますと、購入のきっかけになったSNSはLINEが一番多くなっています。つまり、LINEは購入に最も近いメディアといえると思います。
我々がご支援させていただいている肌感覚で申し上げますと、1to1マーケティングで、1人のユーザーに対し実利、実益を配信する上手さ、ほかのメディアとは異なる立ち位置を確立していると感じております。そのあたりを念頭にどういった見せ方があるのか、最新事例を石田からお話させていただきます。
LINEを活用した6つの最新事例
私、石田から最新事例をお伝えさせていただきます。他社事例ベースになりますので細かい数字まではご共有できませんが、今一番どんな見せ方がホットなのか、といった目線でご覧いただけますと幸いです。
1つ目としまして、「スキンケアコスメ様」の事例をご紹介いたします。改めてになりますが、LINEにはプッシュ通知が届く空色のメッセージ画面と、下の方に常に表示されているリッチメニューの2つで主に構成されています。このスキンケアコスメ企業様は、リッチメニューの一部をタップすると診断メニューが出てくるようにし、そのメニューの指示通りに診断を進めていくと、自分が気になっているボディパーツのケア方法が動画で配信される仕組みになっております。
このリッチメニュー活用方法の優れている点は、プッシュ通知ですと何度も表示されユーザーが飽きてしまうところを、診断コンテンツというユーザーにとって学びになるようなコンテンツをリッチメニューに常に表示させることで、ブロック率上昇を防ぐ効果的な活用したところです。
2つ目は、「ドイツの自動車メーカー様」の事例をご紹介いたします。こちらの企業様はサウンドコンテンツの配信をされています。まず、リッチメッセージで音声データを配信します。その音声データをユーザーに聞かせ、「このエンジン音の車種はどれでしょう?」という問題を投げかけます。正解はこちらと書かれた赤枠をタップしますと、タイムラインに飛び、正解と詳しい解説が見られるようになっています。
こちらのLINE活用の特徴は、タイムラインで回答発表することにより、通常プッシュメッセージでいくつも送ってしまうと通数課金が余計に掛かってしまうところを節約し、さらに解説で興味喚起させているところです。このあたりから、ユーザーに対し効果的なアプローチができていると考えております。
3つ目は、「ファッションブランド様」の事例です。この企業様はメッセージで透過効果のあるリッチメッセージをお送りしています。通常、リッチメッセージは正方形のベタ貼りバナーを用意するのですが、pngの透過で意図的にアイテムの背景を無地透明にすることにより、一番クリックさせたい部分を触らせるような仕組みづくりをしております。
弊社でも透過画像の投稿を実施していますが、特にLINEでは20~34歳までの女性の反応が良く、通常の広告と比べクリック率が平均2倍ほど上がっております。
4つ目は、先程の「スキンケアコスメ様」の別の活用方法なのですが、一番下のリッチメニューとリッチメッセージの2つをつなげて、縦長の広告のようなものを作っています。ただメッセージだけで送るだけでは見過ごされてしまいますので、この2つをつなげることにより引きを強くする効果を出しています。
5つ目は、「ハイファッションブランド様」です。カルーセルスタイルのカードメッセージで投稿しています。商品のバリエーションが豊富な場合は、このようなカルーセルスタイルで投稿していくと、かなりCTRの改善が見込めるようになります。
別事例ですが、こちらもカルーセルを活用した事例で、ただ商品を紹介するだけでなく、リニューアルした店舗内観やランウェイの様子など、素材がたくさんあるような場合にもこのカルーセル投稿が有効です。
この事例を踏まえて、本日お持ち帰りいただきたいLINE活用の3つのポイントがございます。
1つ目は、リッチメッセージを多様化する、飽きさせないこと
2つ目は、リッチメニューは常に掲載される重要な広告枠であると認識すること
3つ目は、LINEの主戦場になっているホーム投稿を活用すること
という3点が非常に重要なのではと考えております。
LINEの友達増加に有効な「デジタルスクラッチ」
ここから中山に戻りまして、最後のパートをお話させていただきます。ここからはLINEのお友達に対してどのようにコンテンツを見せていくか、という点についてお伝えいたします。
改めてLINEのお友達数はどのように増やしていくか、を考えていきます。広告でお友達を獲得していく、これはもちろん有益な方法ですが、広告以外ではどのようにお友達を増やしていくのか、ここにフォーカスし、お話させていただきたいと思います。
私からご提案するのは、デジタルスクラッチです。コインで削るスクラッチカードがありますが、弊社はスマホを使い、指で削れるデジタルスクラッチという手法を安価でご提供しております。初期費用なしで、月額3万円でお試しできるツールです。
このデジタルスクラッチを掛け合わせた成功事例を共有させていただきます。
改めて、紙のスクラッチがどのようなものか考えますと、そもそもスクラッチカードを店舗やイベント会場などで入手しなければ始められないというデメリットがあります。しかし、デジタルスクラッチは「メルマガやSNS投稿、広告」など、手軽な手法で入手が可能となり、そのまま自宅にいながらスクラッチをする機会がつくれ、その場で手軽にスクラッチでき、即時当選結果もわかるというメリットがあります。
店舗集客で上手くいっている事例をご紹介しましょう。スマホで得たノベルティを店舗で受け取るという誘導を行い、店舗への来店効果がアップしたというものです。
実際にユーザーがどのようにスクラッチまで進むのか、デモ画面を見ていきましょう。読み取りますと、お名前やメールアドレスを登録するフォーマットが出てきます。必要情報を入力しますとスクラッチ画面が表示されます。
管理画面のご説明をいたします。管理画面ではキャンペーン名称やTOP画像、A賞やB賞の設定、当選確率を細かく設定できます。登録する素材がお手元に揃っていれば、たった約10分で登録が可能です。
ディーラー様に使用いただいた事例をご紹介しましょう。午前中に設定し、午後からすぐにキャンペーンを実行できるということで、紙にはできないデジタルスクラッチの優位性を感じていただいております。
簡単なフローをお話しますと、デジタルスクラッチですので、お客様のスマホでキャンペーンサイトにアクセスしてもらう、という導線もありますが、居酒屋さんでこのキャンペーンスクラッチを使用する場合、店舗用スマホや店舗用ipadでスクラッチをしてもらう、ということも可能です。例えば、生ビールをオーダーしたらスクラッチができるようになるなど、指定商品の購入を上げたい際の施策に使用できます。ほかにも、お会計時に1万円を超えていたらスクラッチが削れるようにすれば、A賞はお買い上げ金額から20%引き、B賞は10%引きなど、割引適用による客単価増加につながる施策も実施できます。
「デジタルスクラッチ」を活用したキャンペーン事例
ファッションブランド様の事例をご紹介しましょう。2018年12月と2019年1月に実施いただいたLINEのフォロワー数を獲得するためのキャンペーンに、このデジタルスクラッチをご使用いただきました。
店舗、もしくはECサイトで2万円以上購入された方、且つLINEのお友達申請をした方というのがキャンペーン応募対象者でした。LINEでお友達になったときのメッセージで、キャンペーン告知を行うことで、店頭の目標お買い上げ金額、目標友達獲得数の2つを達成することができました。
次に、神奈川のテナントビル様の事例をご紹介します。デジタルスクラッチでクリスマスキャンペーンクーポンを配布し、その期日が過ぎたらすぐにお正月キャンペーンクーポンに切り替え、効率的に集客ができた事例です。
本日のLINEを使用した集客、さらにデジタルスクラッチを使用した事例をもとに、実務として貴社にすぐに活用いただきますと幸いです。気になる点やご質問がございましたら、お気軽に弊社にお問い合わせください。ご清聴いただき、ありがとうございました。
デジタルで企業や社会をアップデートする株式会社ADDIX(アディックス)
ADDIX (アディックス)は、デジタルビジネス/ビジネスデザイン専門企業です。最新のテクノロジーとソリューションで企業の課題を解決し、ポテンシャルを引き出して持続的な成長を支援します。
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